
Riku Miley
ホテルライフタイムステータス取得の大きな落とし穴
バックグラウンド 前回の記事で10年前と2025年のハワイの特典宿泊についての比較をして、HiltonとHyattは10年経った今でもほぼ改悪されていないことが明らかとなりました。そこで私は次のように思いました 「過去10年でここまでHiltonとHyattのポイント価値が変わらないなら次の10年も同じかも?もしそうならライフタイムステータス取得する価値がるんではないか?」 この記事ではライフタイムステータスの条件と大きな落とし穴についてシェアしたいと思います。 ライフタイムステータス条件 ホテルのライフタイムトップステータス取得に必要な条件がこちら Hilton Diamond 1,000泊 10年以上Diamondステータス Hyatt Globalist 1,000,000 baseポイント(=$200,000をHyattで使うこと) HyattライフタイムGlobalistについて以前記事を書きましたので、気になる方は参考にしてください。 Marriott Platinum 600泊 10年以上Platinum 一番簡単なのがMarriottです。理由はクレジットカードのベネフィットでついてくる宿泊実績がライフタイムステータスの条件にカウントされるため。 次に簡単だと言われているのがHilton。1,000泊は全てポイント泊でOKです。しかしHiltonクレジットカードで宿泊実績は与えられないので、その点Marriottに比べると難しい。 一番難しいのがHyattです。ポイントを使った宿泊だと一切ライフタイムステータスに貢献しない。どれだけHyattホテルで現金を使ったかが条件です。 ライフタイムステータスは一度取得すれば死ぬまで自分はそのステータスを満喫できます。毎年〇〇泊しなくてもトップステータスのベネフィットが受けれる。非常に魅力ですよね。 ライフタイムステータスの落とし穴 こんなに魅力的なライフタイムステータスですが、大きな落とし穴があります。それは、万が一他のホテルチェーンに買収された場合、ライフタイムステータスの価値が大きく変わってしまう可能性があること。 実際の例を使って話しましょう。 MarriottはSPGを買収しました。それと同時にSPGのライフタイムPlatinumステータスを持っている人たちはMarriottのライフタイムPlatinumステータスとなりました。 以前のSPGのベネフィットの良さを知っている人ならすぐに理解できると思いますが、それがMarriottのPlatinumになったのです。SPGのライフタイムステータスを取得するためだけにお金をつぎ込んだ人もいて、やっと取得したのにMarriottに買収されてステータスベネフィットが微妙になったため、ライフタイムステータスがあるにも関わらずMarriottに泊まっていないという人もいるぐらいです。 HiltonはTimeshareも含めると7,530ホテル、Hyattは1,355ホテル。 恐らくHiltonは規模が大きいのでMarriottに買収される可能性はかなり低いでしょう。しかしHyattは規模がHiltonやMarriott、そしてIHG(6,000ホテル)よりも小さいので将来買収される可能性はあり得ます。 万が一、万が一HyattがMarriottに買収された場合は、SPGと同じ運命になります。どのホテルがどのタイミングで買収、合併するかは誰にも予測がつきません。でも可能性はある。そこが落とし穴です。 あとは今まで特典チャート制だったのにMarriottのようにDynamic pricing制になった場合は改悪の方向一直線です。特典チャートが好きでライフタイムステータス取得したのにDynamic pricingになって微妙になった。 そんな可能性さえあります。 まとめ ステータスは面白い。さらにライフタイムステータスはもっと奥が深い。ホテル業界も変動が近年早くなっているので常に変化していきます。 一番嫌なパターンも考慮してライフタイムステータスを取るか取らないか決めるのがいいかと思います。 逆にMarriottを買収できるホテルチェーンは恐らくいないので、Marriottのライフタイムステータスは今後も同じようなベネフィットではないかと考えられます。
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